近年、大学における研究活動は高度化・複雑化しており、最先端の研究設備や分析機器、情報基盤を適切に運用して研究を支える専門的な技術人材の役割が、ますます重要となっています。
とりわけ、多様な最先端設備を有する国立大学として、本学では、教育・研究活動の推進に不可欠な技術的支援を担う技術職員が、実験・実習の支援、研究機器の管理運用、情報システムの整備、施設・設備の維持管理など、さまざまな分野で教育研究活動を支えてきました。これらの業務は、大学の研究基盤を支える重要な機能を担っています。
一方で、従前は技術職員が個々の学部・研究科に配置され、それぞれ組織内の教育研究活動を支える体制で業務を担ってきました。しかし、分野融合研究や研究設備・機器の共用(コアファシリティ化)を進めるためには、大学全体として高度な研究基盤を整備するとともに、組織の枠を越えて有機的に連携し、全学的に研究を支える体制の構築が不可欠です。
こうした背景を踏まえ、急速に変化する社会や学術研究の環境に機動的に対応し、本学の教育・研究・社会貢献機能のさらなる向上を目指すため、2025年4月に全学の技術職員(教室系)を統括する組織として「群馬大学技術院」を設置しました。
技術院では、情報・メディア、医学基盤、生命科学、化学・計測、機械・電気、環境・安全の6つの分野において、技術職員一人ひとりの専門性を活かしながら、組織としての連携と機動力を高め、研究者や学生に対する技術支援の質の向上を目指します。また、共同利用機器や研究設備の高度化、技術力の継承・人材育成、さらには学内外との連携を通じて、本学の教育研究活動をより強力に支えてまいります。
群馬大学は「最先端の創造的な学術研究の推進」を使命に掲げ、多様な分野において先進的な研究を推進しています。技術院は、その基盤となる技術力を結集し、研究者とともに新たな学術的成果の創出に貢献していきたいと考えております。
今後とも、本学技術院の活動にご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
群馬大学理事 (研究・企画担当)
群馬大学技術院長